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2020・21年考察

3段階に分けて導入する二階建てベーシックインカム:井上智洋氏著『現金給付の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考える-4

井上智洋氏提案のベーシックインカム再確認ー4:『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考えるー4

 井上智洋氏のBI論を、近著 『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる 』 (2021/5/10刊・NHK出版新書)を紹介し考察することで再確認するシリーズを進めています。

井上智洋氏ベーシックインカム論総括とベーシック・ペンション2022提案に向けて:『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考えるー1(2021/10/17)
コロナ禍ゆえ、長引く不況ゆえだけのためのベーシックインカムではない:井上智洋氏著『現金給付の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考える-2 (2021/10/25)
「自助・共助・公助」理念と相反するベーシックインカム:井上智洋氏著『現金給付の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考える-3 (2021/11/4)

 以上の3回に続き、4回目の今回は、 前回の<第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か > の前半に続く、その後半を取り上げます。

<第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か >から

第2章は、以下の節と項で構成されています。

第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か
1.現状と歴史はどうなっているか

 ・コロナ危機とベーシックインカム
 ・ベーシックインカムはネオリベ的か?
 ・社会保障制度とベーシックインカムの起源
 ・20世紀のベーシックインカム論
 ・実現に向けた取り組み
2.ベーシックインカムと「自助・共助・公助」

 ・ITによる格差の拡大
 ・物流の完全無人化は可能か
 ・クリエイティブ系の仕事は増えるけれど
 ・コロナ危機が時代を10年早送りした
 「自助・共助・公助」は何を意味するか?
 ・ベーシックインカムは「 自助・共助・公助」 に反する
3.生活保護は廃止してもよいのか

 ・生活保護には欠点がある
 ・ベーシックインカムと負の所得税
 ・生活保護は廃止すべきか
 ・制度はもっとシンプルであるべきだ
 ・「理由なき困窮者」を見捨てない
4.二階建てベーシックインカムへの道

 ・当面は追加型BIしかない
 ・貨幣制度の大きな欠陥
 ・ヘリコプター・マネーの具体案
 ・二階建てべーシックインカムとは何か?
 ・インフレ率目標が達成できない理由
 ・変動ベーシックインカムで景気をどう調整するか?
 ・実現に向けた三つのフェーズ
 ・財源はどうするべきなのか?

今回は、本書の核心の部分である第2章 <3.生活保護は廃止してもよいのか>< 4.二階建てベーシックインカムへの道 の2つの節について取り上げます。


3.生活保護は廃止してもよいのか

 ・生活保護には欠点がある
 ・ベーシックインカムと負の所得税
 ・生活保護は廃止すべきか
 ・制度はもっとシンプルであるべきだ
 ・「理由なき困窮者」を見捨てない

以上の項目に従い、現状の生活保護制度の欠点に焦点を当ててこの節は進められますが、以下のように編集してその概要を紹介することにします。

「貧困の罠」を発生させる生活保護制度

初めに、現状の生活保護制度では、働いて収入を得るとその分だけ給付が減らされるため、その労働収入に対する控除があってもあまりにも小さいため、労働のインセンティブが働きにくく、「貧困の罠」から抜け出しにくいことを指摘します。
要するに、働いてもその分生活保護給付額が減らされるため働く意欲をなくし、貧困から抜け出しにくくなり、現状に甘んじるケースが多いというわけです。

所得に「崖」を発生させる生活保護

次に、最低所得保障ではなく、「所得制限ありの一律給付」とすると、その所得制限額との所得額の差が1円であっても一律給付額から1円だけ差し引いた金額の所得差が、「崖」のように生じる問題を指摘します。

富裕層にも一律でBIが支給される場合の所得税課税措置

「貧困の罠」や「給付額の崖」問題に対して、無条件にすべての人々にBIを支給する場合、なぜ富裕層にも支給するのかという批判が一般的になされます。
それに対しては、BI支給後の富裕層への所得税への追加課税措置で、国民所得全体の再分配を行うことで対応するとします。

ベーシックインカムと同様の機能を果たす「負の所得税」

この富裕層への増税方式に対して、同様の機能を持つ制度として、ミルトン・フリードマンが提唱した「負の所得税」を次に紹介します。
一定の税率及び控除額の設定により、税額がマイナスになる場合に、そのマイナス分を負の所得税として還付するこの方式は、ベーシックインカム給付と同じ効果を持つものと説明します。
しかし、私は、この給付付き税額控除の「負の所得税」方式は、所得がある人を前提としたものであることから、ベーシックインカムとは似て非なるものとしています。

しかし井上氏は、こうした議論の問題の本質は「高所得者が増税による純負担を容認するか否か」にあるとし、租税と社会保障制度をどうバランスさせるかにより、負の所得税と同等の効果をもつ制度設計が可能と結論づけているのです。

生活保護制度を残した上でのベーシックインカム

こうした一般的にBIや負の所得税などを巡る議論と自身の考えを紹介しながら、同氏は「社会保障制度を取捨選択し、整理した中間型BIを理想としている」と言います。

その前提で、BIが貧困者支援に代替することは可能、障害者や傷病者の支援の代替は不可能であり、後者は従来の制度が維持されるべき(場合によってはより手厚く)とします。
そして、生活保護については、決して廃止するのではなく、BIが導入後においても何らかの理由で生活に困窮する人、場合が出てくる可能性も考慮し、生活の「ラスト・ディフェンス」として位置付け、継続すべきと言います。

理由なき貧困者を見捨てないベーシックインカム

以上の考察を踏まえながら、現状の児童扶養手当を巡る矛盾や、困窮が課題とされるひとり親世帯以外でも低所得を強いられている世帯など、多種多様な、かつ「理由なき困窮者」を見捨てない普遍的な制度としてのベーシックインカムの必要性・意義を強調して、本節を括っています。

<参考>
1)代替型BI(ネオリベ型):既存の社会保障制度を全廃
2)中間型BI(取捨選択型):社会保障制度のある部分は残して、それ以外は廃止する
3)追加型BI(反ネオリベ型):既存の社会保障制度をすべて残す


4.二階建てベーシックインカムへの道

 ・当面は追加型BIしかない
 ・貨幣制度の大きな欠陥
 ・ヘリコプター・マネーの具体案
 ・二階建てべーシックインカムとは何か?
 ・インフレ率目標が達成できない理由
 ・変動ベーシックインカムで景気をどう調整するか?
 ・実現に向けた三つのフェーズ
 ・財源はどうするべきなのか?

 前節で、BIの意義・必要性の確認を行なった後、いよいよ同氏の提案するベーシックインカムについての詳論がこの節で展開されます。
 上記の項に従い進められますが、ここでは、第1章でも触れられたアベノミクスや長引くデフレ経済の原因等に直接・間接に関係する項については省略し、直接BIに関する太字項の提案・提起に絞って紹介することにします。

井上氏提唱の二階建てベーシックインカムとは

 井上氏は、当面は追加型BIを導入するしかないとした上で、固定BIと変動BIの二階建てで形成するベーシックインカムを提案。
 それぞれの目的・財源などを以下としています。

1)一階:固定BI税金を財源とし、「最低限の生活保障」が目的で、国会の予算案によってその額が決定される。
この財源は、最初国債でまかなっても、利払いにより投資家(金融機関)に「ただ飯」を食わせることになるため、いずれ税金に置き換わっていくことが望ましい。
ただし、固定というが、国会で決議すれば、最低限度の生活保障を守るために増額・減額いずれも変更可能である。

2)二階:変動BI「景気のコントロール」が目的で、貨幣を発行することで得られる「貨幣発行益」を財源とする。
ただし、貨幣発行益はイメージであって、現制度化では、政府支出に見合っただけの増税か国債発行が行われ、その「国債」を中央銀行である日銀が引き受けるケースを意味することになる。


井上氏提唱のベーシックインカム三段階導入法

 上記の井上BIは、3つの段階を踏まえて導入・実現するとしていますが、前項同様、その内容を簡潔にまとめたものを転載させてもらうことにしました。

1)フェーズ1固定BI導入(国債を財源とした追加型 BI
        1年目月3万円からスタート、月7万円目標
        万一インフレ率が上昇し過ぎたら増税するか金利を引き上げる。
2)フェーズ2固定BIの財源切り替え。国債を税金に
        変動BI導入
        増税すれば景気が悪化するため、その悪化分だけ変動BIの給付額を増やす。
3)フェーズ3二階建てBI完成
        追加型BIから中間型BIへ

ただし、社会保障制度を改革し、 追加型BIを中間型BIに転換する作業は3フェーズに至って以降長く続くだろう。

格差是正には、所得税増税による再分配よりも資産税増税が有効

 先述した本節の最後の項は< 財源はどうするべきなのか? >というものです。
 固定BIの財源として所得増税を提起している井上氏ですが、そこでは、所得税は税逃れが容易にできる、いい加減な税制と言います。
 そこで格差縮小には、資産課税の方が有効とし、2020年9月末の個人金融資産約1900兆円、法人金融資産約1200兆円合計3100兆円に対して3%の課税で、90兆円余りの財源確保が可能と試算します。
 これに炭素税等の環境税等を加えれば100兆円確保も十分可能に。

 しかしこれもかなり大雑把で乱暴な試算であり、個人金融資産においてもその額の差や偏りなど一律では処理できないですし、そうなればそうなったで、個人も法人も何かしらの対策・対応も図るでしょうから、机上の試算通りにはいかないと私は考えています。


 こうした本節最後の内容を踏まえて、次回は、<第3章 政府の「借金」はどこまで可能か>で、BIの財源問題に関する井上氏の考えを確認することにします。

 

参考ー1:『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる 』の構成

第1章 コロナ不況と経済政策
1.大切なのは経済か、命か

 ・「経済か命か?」
 ・長期不況の始まりかもしれない
 ・問題は生産性ではない
 ・一次的不況と二次的不況
 ・長期デフレ不況と就職氷河期の再来
2.コロナ危機下の経済政策 ー コールドスリープせよ
 ・ターゲットを絞った支援の難しさ
 ・事業体をコールドスリープさせる
 ・現状の支援制度の問題点
 ・支援制度をいかに整えるべきか
3.Gotoキャンペーンの是非を問う
 ・GoToキャンペーンには安全宣言が必要だった
 ・GoToキャンペーンの問題点①
 ・GoToキャンペーンの問題点②
 ・GoToキャンペーンのほうが効果が高いか?
4.反緊縮で日本はよみがえる

 ・政府の「借金」を増やすなという批判
 ・反緊縮とはどのような思想か
 ・アベノミクスの最大の失敗
 ・必要なのはヘリコプター・マネー
第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か
1.現状と歴史はどうなっているか

 ・コロナ危機とベーシックインカム
 ・ベーシックインカムはネオリベ的か?
 ・社会保障制度とベーシックインカムの起源
 ・20世紀のベーシックインカム論
 ・実現に向けた取り組み
2.ベーシックインカムの「自助・共助・公助」

 ・ITによる格差の拡大
 ・物流の完全無人化は可能か
 ・クリエイティブ系の仕事は増えるけれど
 ・コロナ危機が時代を10年早送りした
 「自助・共助・公助」は何を意味するか?
 ・ベーシックインカムは「 自助・共助・公助」 に反する
3.生活保護は廃止してもよいのか

 ・生活保護には欠点がある
 ・ベーシックインカムと負の所得税
 ・生活保護は廃止すべきか
 ・制度はもっとシンプルであるべきだ
 ・「理由なき困窮者」を見捨てない
4.二階建てベーシックインカムへの道

 ・当面は追加型BIしかない
 ・貨幣制度の大きな欠陥
 ・ヘリコプター・マネーの具体案
 ・二階建てべーシックインカムとは何か?
 ・インフレ率目標が達成できない理由
 ・変動ベーシックインカムで景気をどう調整するか?
 ・実現に向けた三つのフェーズ
 ・財源はどうするべきなのか?
第3章 政府の「借金」はどこまで可能か
1.財政赤字をめぐる三つの立場

 ・コロナ増税を警戒せよ
 ・税制健全化は必要か?
 ・政府が「借金」して何が悪い?
 ・ケインズ主義とは何が違うのか?
 ・財政ハト派のケインズ主義の問題点
2.現代の貨幣制度とMMT

 ・モズラーの名刺の逸話
 ・お金を使うとお金が増える
 ・マネーストックとマネタリーベースの違い
3.お金はいつ生まれ、いつ消えるのか

 ・財政支出と徴税の際のお金の動き
 ・日本を衰退に導いた大いなる勘違い
 ・お金を増やすには「借金」しかない
 ・なぜ税金は財源ではないのか?
4.政府の「借金」はなぜ問題ないのか

 ・「借金」を増やしても良い理由
 ・国債を貨幣化するとどうなるか?
補論 ドーマー条件と横断性条件

 ・ドーマー条件とは何か?
 ・横断性条件とはなにか?
 ・ノン・ポンジ・ゲーム条件
 ・マネタイゼーションした場合はどうなるか?
第4章 脱成長の不都合な真実
1.完全雇用が達成されればよいのか

 ・雇用保障プログラムとは何か?
 ・雇用保障プログラムの問題点
 ・本当に完全雇用を実現できるのか?
2.デフレマインドが日本を滅ぼす
 ・完全雇用で満足してはならない理由
 ・労働者と企業経営者のデフレマインド
 ・デフレマインドで科学技術も衰える
 ・出版不況の原因は何か?
 ・新国立競技場のザハ案が却下されたのはなぜか?
3.脱成長論とグリーン・マルクス主義
 ・脱成長論とは何か?
 ・グリーン・マルクス主義
 ・地球温暖化は本当に害悪か?
 ・グリーン・ケインズ主義
 ・経済成長と二酸化炭素排出のデカップリング
 ・すでに物欲は減退し始めている
 ・反緊縮主義とは何か?
4.なぜ経済成長が必要なのか
 ・経済成長と幸福の関係
 ・近代世界システムから考える
 ・日本の衰退と中国の勃興
 ・「日本人」と「香港人」の意外な共通点
 ・私たちはもっと豊かになっていい
おわりに

参考-2:手元にある井上智洋氏著書

・『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』(2016/7/20刊・文藝新書)
AI時代の新・ベーシックインカム論 (2018/4/30・光文社新書)
・『毎年120万円を配れば日本が幸せになる』(2021/1/21刊・扶桑社、小野盛司氏共著)
・『資本主義から脱却せよ 貨幣を人びとの手に取り戻す』(2021/3/30刊・ 光文社新書、松尾匡・高橋真矢氏共著)
・『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』(2021/5/10刊・NHK出版新書)

参考-3:井上智洋氏著等に関する投稿記事

ベーシック・インカムとは-3:AIによる脱労働社会論から学ぶベーシック・インカム (2020/6/16)
朴勝俊・山森亮・井上智洋氏提案の「99%のためのベーシックインカム構想」ー1(紹介編)(2021/4/8)
朴勝俊・山森亮・井上智洋氏提案の「99%のためのベーシックインカム構想」ー2(評価編)その意義と課題 (2021/4/9)
小野盛司氏の経済復活狙いのみのベーシックインカム案? (2021/2/25)
資本主義リアリズム、加速主義、閉塞状態にある資本主義の正し方:『資本主義から脱却せよ』から考える社会経済システム-1(2021/5/7)
知らなかった、民間銀行の濡れ手で粟の信用創造:『資本主義から脱却せよ』から考える社会経済システム-2(2021/5/9)
信用創造廃止と貨幣発行公有化で、資本主義と社会はどうなるのか:『資本主義から脱却せよ』から考える社会経済システム-3(2021/5/11)
資本主義脱却でも描けぬ理想社会:『資本主義から脱却せよ』から考える社会経済システム-4(2021/5/13)

参考-4:日本のBI論者に関する記事リスト

<小沢修司氏提案BIに関する記事:『福祉社会と社会保障改革―ベーシック・インカム構想の新地平』(2002/10/30刊・小沢修司氏著・高菅出版)から>
1) 2000年前後までのベーシックインカム論確認:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-1(2021/10/1)
2)負の所得税、参加所得、社会配当。BIに類似した最低限所得保障構想:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-2 (2021/10/2)
3)ゴルツの時短・時間解放社会と社会的排除の本質とBI論との結びつき:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-3 (2021/10/6)
4)ワークフェアとBIの一体化のための「労働と消費を含めた生活全般の人間化」の意味不明:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-4 (2021/10/7)
5)月額8万円所得税率50%で問題多き小沢BI構想に落胆:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-5 (2021/10/11)
6)20年前よりも所得税率引き上げ56%で月額8万円の変わらぬ小沢BI論の残念:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-6 (2021/10/12)

<山森亮氏提案BIに関する記事: 『ベーシック・インカム入門』(2009/2/20刊)『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?』(2018/11/20刊・共著)等から >
1)ベーシック・インカムとは-1:歴史から学ぶベーシック・インカム (2020/6/2)
2)山森亮氏のベーシックインカム財源論(2021/4/3)

<原田泰氏提案BIに関する記事:『ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか』(2015//から >
1)ベーシック・インカムとは-2:リフレ派原田泰・前日銀政策委員会審議員から学ぶベーシック・インカム (2020/6/6)
2)3種類の所得再分配論によるベーシックインカム思想の原型:原田泰氏著『ベーシック・インカム』より(2021/1/28)
3)リフレ派原田泰氏2015年提案ベーシックインカム給付額と財源試算:月額7万円、年間総額96兆3千億円 (2021/2/3)

<竹中平蔵氏主張BIに関する記事>
1)竹中平蔵の暴論はシカトすべき!:週刊ポストの小学館マネーポストWEB、ベーシックインカム記事を追う-1
(2021/1/14)
2)宮内義彦氏の話を耳をかっぽじって聞け、竹中平蔵:週刊ポストの小学館マネーポストWEB、ベーシックインカム記事を追う-2 (2021/1/15)
3)ベーシックインカムを突き詰めて考えたことはない竹中平蔵氏 (2021/8/17)

参考-5:ベーシックインカムの歴史と実験導入例に関する記事リスト

1)イギリス救貧法の歴史・背景、概要とベーシックインカム:貧困対策としてのベーシックインカムを考えるヒントとして(2021/1/26)
2)18世紀末、2人のトマス、トマス・ペイン、トマス・スペンスの思想:ベーシックインカム構想の起源(2021/1/31)
3)ミルトン・フリードマンの「負の所得税」論とベーシックインカム(2021/2/19)
4)カナダオンタリオ州ミンカム等ベーシックインカム、実験導入事例紹介-1(2021/3/6)
5) BI実験と効果誘導に必要な認識:ベーシックインカム、実験導入事例紹介-2 (2021/3/7)
6)メディア美学者武邑光裕氏による無条件ベーシックインカム論とドイツBI事情-1(2021/3/8)
7)ドイツでUBI実証実験、2021年6月開始:武邑光裕氏によるドイツUBI事情-2 (2021/3/9)
8)米カリフォルニア州ストックトン市のベーシックインカム社会実験、中間報告(2021/3/15)
9) 1968年凶弾に倒れたキング牧師を動かしたアメリカ福祉権運動とベーシックインカム (2021/3/17)
10) ベーシック・インカム世界ネットワーク(BIEN)の位置付け (2021/3/22)

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