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2020・21年考察

「自助・共助・公助」理念と相反するベーシックインカム:井上智洋氏著『現金給付の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考える-3

井上智洋氏提案のベーシックインカム再確認ー3:『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考えるー3

 井上智洋氏のBI論を、近著 『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる 』 (2021/5/10刊・NHK出版新書)を紹介し考察することで再確認するシリーズを進めています。

井上智洋氏ベーシックインカム論総括とベーシック・ペンション2022提案に向けて:『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考えるー1(2021/10/17)
コロナ禍ゆえ、長引く不況ゆえだけのためのベーシックインカムではない:井上智洋氏著『現金給付の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考える-2 (2021/10/25)

 以上の2回に続き、今回は3回目。

 このシリーズを終えた後、当サイト提案のベーシック・ペンションの2022年に向けての改訂提案(BP2022)作成作業に入っていくための取り組みでもあります。

 なお、この作業に入る前に、今月末10月31日投開票の衆議院選挙に向けての日本維新の会が提案するベーシックインカム政策について以下の記事を投稿。
維新の会ベーシックインカム案は全政党中ベストの社会保障制度改革案(2021/10/21)
期日前投票済ませた翌日の日本維新の会と国民民主党の折込み広告から:維新ベーシックインカムと国民民主日本型ベーシックインカムの大きな違い (2021/10/23)
 この維新BIも、BP2022作成を後押しする要因にもなりました。

 今回は、前回の<第1章 コロナ不況と経済対策>に続き、<第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か > の前半を取り上げます。

<第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か >から

第2章は、以下の節と項で構成されています。

第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か
1.現状と歴史はどうなっているか

 ・コロナ危機とベーシックインカム
 ・ベーシックインカムはネオリベ的か?
 ・社会保障制度とベーシックインカムの起源
 ・20世紀のベーシックインカム論
 ・実現に向けた取り組み
2.ベーシックインカムと「自助・共助・公助」

 ・ITによる格差の拡大
 ・物流の完全無人化は可能か
 ・クリエイティブ系の仕事は増えるけれど
 ・コロナ危機が時代を10年早送りした
 「自助・共助・公助」は何を意味するか?
 ・ベーシックインカムは「 自助・共助・公助」 に反する
3.生活保護は廃止してもよいのか

 ・生活保護には欠点がある
 ・ベーシックインカムと負の所得税
 ・生活保護は廃止すべきか
 ・制度はもっとシンプルであるべきだ
 ・「理由なき困窮者」を見捨てない
4.二階建てベーシックインカムへの道

 ・当面は追加型BIしかない
 ・貨幣制度の大きな欠陥
 ・ヘリコプター・マネーの具体案
 ・二階建てべーシックインカムとは何か?
 ・インフレ率目標が達成できない理由
 ・変動ベーシックインカムで景気をどう調整するか?
 ・実現に向けた三つのフェーズ
 ・財源はどうするべきなのか?

今回は、その前半の以下の2つの節について取り上げます。

1.現状と歴史はどうなっているか

 ・コロナ危機とベーシックインカム
 ・ベーシックインカムはネオリベ的か?
 ・社会保障制度とベーシックインカムの起源
 ・20世紀のベーシックインカム論
 ・実現に向けた取り組み

 第1節は、上記の項に従って進められます。
 初めに、コロナ危機下において話題になった、あるいは部分的ベーシックインカムとして導入された、最近のBI導入事例として、以下を紹介しています。
・2020年6月にスペインが導入した、貧困層約250万人に限定して単身者に月462ユーロ(約6万円)、家族1人毎に139ユーロ(約1万6千円)支給する「最低国民保障」という社会保障制度
・コロナ対策としてアメリカ(のみ3回)、香港、日本で支給された「一次的なBI」と言える現金給付
 但し、いずれにおいても、真のBIと呼べるものではないことを知っておく必要があります。


日本におけるベーシックインカムの分類

 次に<ベーシックインカムはネオリベ的か? >と題した項で、社会保障制度との関連でのBIの分類として、以下を挙げています。

1)代替型(ネオリベ型):既存の社会保障制度を全廃
2)中間型(取捨選択型):社会保障制度のある部分は残して、それ以外は廃止する
3)追加型(反ネオリベ型):既存の社会保障制度をすべて残す


 そして、当サイトでも既に紹介してきた小沢修司氏・山森亮氏・原田泰氏そしてご自身は、中間型か追加型であり、竹中平蔵氏・堀江貴文氏は代替型と見なされると一応しています。
 ちなみに、今回の衆議院選時に日本維新の会が政策として提案したベーシックインカムは、従来提案していた代替型から中間型に修正していました。但し、給付付き税額給付か(維新)BIかとしているので、最終的にどうするのか断定・評価はできないと思っています。

廃止、全廃という表現が生む誤解

 ところで、上記の3つの分類は適切ではないと私は考えています。
 その理由は、<廃止>または<全廃>という表現を用いる点にあります。
 基本的には、なくなる、なくしてしまうのではなく、切り替える、またはより良い制度に改める、改正するのです。
 廃止や全廃というと、ゼロになるかのように受け止められるからです。
 その文字面だけで、改正ではなく、改悪と受け止められてしますのです。
 そのためにBIが正しく理解されていないことがあることに留意・配慮する必要があります。
というよりも、むしろ誤って理解されていることの方が多いと言ったほうが正しいかもしれません。

 井上氏自身も、先の分類例を上げた後「BIは社会保障制度と租税をどう組み合わせるかによって、さまざまなアレンジメントが可能であり、BIをひと括りにして賛成・反対と言っても雑な議論にしかならない」と言っています。

参考-1:日本のBI論者に関する記事リスト

 折角ですから、上記の学者諸兄によるBI提案について、当サイト等でこれまで紹介し、論じてきた記事を以下に抽出しました。

(参考)
<小沢修司氏提案BIに関する記事:『福祉社会と社会保障改革―ベーシック・インカム構想の新地平』(2002/10/30刊・小沢修司氏著・高菅出版)から>
1) 2000年前後までのベーシックインカム論確認:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-1(2021/10/1)
2)負の所得税、参加所得、社会配当。BIに類似した最低限所得保障構想:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-2 (2021/10/2)
3)ゴルツの時短・時間解放社会と社会的排除の本質とBI論との結びつき:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-3 (2021/10/6)
4)ワークフェアとBIの一体化のための「労働と消費を含めた生活全般の人間化」の意味不明:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-4 (2021/10/7)
5)月額8万円所得税率50%で問題多き小沢BI構想に落胆:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-5 (2021/10/11)
6)20年前よりも所得税率引き上げ56%で月額8万円の変わらぬ小沢BI論の残念:小沢修司氏2002年著『ベーシック・インカム構想の新地平』から-6 (2021/10/12)

<山森亮氏提案BIに関する記事: 『ベーシック・インカム入門』(2009/2/20刊)『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?』(2018/11/20刊・共著)等から >
1)ベーシック・インカムとは-1:歴史から学ぶベーシック・インカム (2020/6/2)
2)山森亮氏のベーシックインカム財源論(2021/4/3)

<原田泰氏提案BIに関する記事:『ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか』(2015//から >
1)ベーシック・インカムとは-2:リフレ派原田泰・前日銀政策委員会審議員から学ぶベーシック・インカム (2020/6/6)
2)3種類の所得再分配論によるベーシックインカム思想の原型:原田泰氏著『ベーシック・インカム』より(2021/1/28)
3)リフレ派原田泰氏2015年提案ベーシックインカム給付額と財源試算:月額7万円、年間総額96兆3千億円 (2021/2/3)

<竹中平蔵氏主張BIに関する記事>
1)竹中平蔵の暴論はシカトすべき!:週刊ポストの小学館マネーポストWEB、ベーシックインカム記事を追う-1
(2021/1/14)
2)宮内義彦氏の話を耳をかっぽじって聞け、竹中平蔵:週刊ポストの小学館マネーポストWEB、ベーシックインカム記事を追う-2 (2021/1/15)
3)ベーシックインカムを突き詰めて考えたことはない竹中平蔵氏 (2021/8/17)

参考-2:ベーシックインカムの歴史と実験導入例に関する記事リスト


 次の項の<社会保障制度とベーシックインカムの起源><20世紀のベーシックインカム論><実現に向けた取り組み>については、当シリーズの目的とは直接関係がありませんので省略します。
 但し、それに替えて、当サイトなどで過去紹介してきた関連記事を以下にリストアップしました。
 こちらもお時間がありましたらチェックして頂ければと思います。

1)イギリス救貧法の歴史・背景、概要とベーシックインカム:貧困対策としてのベーシックインカムを考えるヒントとして(2021/1/26)
2)18世紀末、2人のトマス、トマス・ペイン、トマス・スペンスの思想:ベーシックインカム構想の起源(2021/1/31)
3)ミルトン・フリードマンの「負の所得税」論とベーシックインカム(2021/2/19)
4)カナダオンタリオ州ミンカム等ベーシックインカム、実験導入事例紹介-1(2021/3/6)
5) BI実験と効果誘導に必要な認識:ベーシックインカム、実験導入事例紹介-2 (2021/3/7)
6)メディア美学者武邑光裕氏による無条件ベーシックインカム論とドイツBI事情-1(2021/3/8)
7)ドイツでUBI実証実験、2021年6月開始:武邑光裕氏によるドイツUBI事情-2 (2021/3/9)
8)米カリフォルニア州ストックトン市のベーシックインカム社会実験、中間報告(2021/3/15)
9) 1968年凶弾に倒れたキング牧師を動かしたアメリカ福祉権運動とベーシックインカム (2021/3/17)
10) ベーシック・インカム世界ネットワーク(BIEN)の位置付け (2021/3/22)

2.ベーシックインカムと「自助・共助・公助」

 ・ITによる格差の拡大 
 ・物流の完全無人化は可能か
 ・クリエイティブ系の仕事は増えるけれど
 ・コロナ危機が時代を10年早送りした
 「自助・共助・公助」は何を意味するか?
 ・ベーシックインカムは「 自助・共助・公助」 に反する


 上記の項に従って進められるこの節の重要な論点は2つです。

中間所得層の雇用減少・低所得化・貧困化と格差拡大をもたらすAI社会とコロナ禍がベーシックインカムの必要性を加速化する


 一つは、このところ進んできた中間所得層の減少と低所得層の増加が、今後のIT社会の加速化によるAI社会の実現に伴い、中間所得層を形成した職業群がAIに置き換えられ、雇用が減少し、二極分化して格差がより拡大。
 そのため最低限度の生活を保障するためにBIが必要になること。
 そうした予測を説明補完するものとして物流の完全無人化の時期を提示。
 また、AI社会やBI実現で増えるとされるクリエイティブ系の職業であっても多くは低所得に留まり、実質的な雇用増にはならないといいます。

 この時代予測の進行の速度を10年は早めたのが、コロナ危機がもたらした失業や貧困であり、昨年の特別定額給付金が一種のBIと見なされたことがその要因の一つと例示します。
 今回の衆議院宣選挙に当たって、日本維新の会が社会保障制度としてのBIの導入を「給付付き税額給付」との選択肢として政策に掲げ、国民民主党が作為的に、本来BIではない「給付付き税額給付」を日本型BIとして掲げ、注目されたこともコロナ禍がもたらしたものと言えるでしょう。

ベーシックインカムは、「自助・共助・公助」や常識に反する、発想の転換が必要な制度


 もう一つは、それにより安倍・菅自民政権首相が主張した「自助・共助・公助」ではカバーできなくなる層が増えること。

 井上氏は、社会保障制度の基本的な在り方としての 「自助・共助・公助」 は特に間違ってはおらず、政府批判の野党もこの理念を覆す政策を提示できていないと言います。
 しかし、実はBIは 「自助・共助・公助」 の原則に反するものであり、政府がBI導入に反対するのは常識的で妥当なことだと。
 また、自民党政権に批判的で、「困っている人だけを支援すればいい」と主張しがちな福祉の拡充を求める左派的政党も、結局 「自助・共助・公助」 と言っているのと変わらないとも。
 与野党とも、「困っている人だけを支援するというのは「自助」や「共助」ではどうにもならない人だけを「公助」するというわけで、その人々だけをピンポイントで狙い撃ちして支援することの困難さを理解していない、というわけです。
 すなわち、BIという制度は、これまでの常識に反したものであり、発想の転換が必要だと主張しているのです。

困窮している人すべてを救済するものではない現状の社会保障制度


 ピンポイントで困窮している人々を救済する現状の社会保障制度。
 例えば、
・失業者に対する失業保険
・母子・父子家庭など一人親世帯の子どもに対する児童扶養手当
・生活保護
などがそれです。
 しかし、生活保護においても選別的で、健康と見なされた場合や、親・兄弟の支援が受けられると見込まれた場合、その他種々の条件が規定され、生活保護基準以下の収入しかないにも拘らず給付を受けていない世帯が多いことが、約2割という捕捉率に表れていることは知られています。

 今回は、ここまでとし、次回、この「生活保護制度」の問題をより深堀りし、ベーシックインカムの具体的な提案に至る主張・提案を確認することにします。

参考ー3:『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる 』の構成

第1章 コロナ不況と経済政策
1.大切なのは経済か、命か

 ・「経済か命か?」
 ・長期不況の始まりかもしれない
 ・問題は生産性ではない
 ・一次的不況と二次的不況
 ・長期デフレ不況と就職氷河期の再来
2.コロナ危機下の経済政策 ー コールドスリープせよ
 ・ターゲットを絞った支援の難しさ
 ・事業体をコールドスリープさせる
 ・現状の支援制度の問題点
 ・支援制度をいかに整えるべきか
3.Gotoキャンペーンの是非を問う
 ・GoToキャンペーンには安全宣言が必要だった
 ・GoToキャンペーンの問題点①
 ・GoToキャンペーンの問題点②
 ・GoToキャンペーンのほうが効果が高いか?
4.反緊縮で日本はよみがえる

 ・政府の「借金」を増やすなという批判
 ・反緊縮とはどのような思想か
 ・アベノミクスの最大の失敗
 ・必要なのはヘリコプター・マネー
第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か
1.現状と歴史はどうなっているか

 ・コロナ危機とベーシックインカム
 ・ベーシックインカムはネオリベ的か?
 ・社会保障制度とベーシックインカムの起源
 ・20世紀のベーシックインカム論
 ・実現に向けた取り組み
2.ベーシックインカムの「自助・共助・公助」

 ・ITによる格差の拡大
 ・物流の完全無人化は可能か
 ・クリエイティブ系の仕事は増えるけれど
 ・コロナ危機が時代を10年早送りした
 「自助・共助・公助」は何を意味するか?
 ・ベーシックインカムは「 自助・共助・公助」 に反する
3.生活保護は廃止してもよいのか

 ・生活保護には欠点がある
 ・ベーシックインカムと負の所得税
 ・生活保護は廃止すべきか
 ・制度はもっとシンプルであるべきだ
 ・「理由なき困窮者」を見捨てない
4.二階建てベーシックインカムへの道

 ・当面は追加型BIしかない
 ・貨幣制度の大きな欠陥
 ・ヘリコプター・マネーの具体案
 ・二階建てべーシックインカムとは何か?
 ・インフレ率目標が達成できない理由
 ・変動ベーシックインカムで景気をどう調整するか?
 ・実現に向けた三つのフェーズ
 ・財源はどうするべきなのか?
第3章 政府の「借金」はどこまで可能か
1.財政赤字をめぐる三つの立場

 ・コロナ増税を警戒せよ
 ・税制健全化は必要か?
 ・政府が「借金」して何が悪い?
 ・ケインズ主義とは何が違うのか?
 ・財政ハト派のケインズ主義の問題点
2.現代の貨幣制度とMMT

 ・モズラーの名刺の逸話
 ・お金を使うとお金が増える
 ・マネーストックとマネタリーベースの違い
3.お金はいつ生まれ、いつ消えるのか

 ・財政支出と徴税の際のお金の動き
 ・日本を衰退に導いた大いなる勘違い
 ・お金を増やすには「借金」しかない
 ・なぜ税金は財源ではないのか?
4.政府の「借金」はなぜ問題ないのか

 ・「借金」を増やしても良い理由
 ・国債を貨幣化するとどうなるか?
補論 ドーマー条件と横断性条件

 ・ドーマー条件とは何か?
 ・横断性条件とはなにか?
 ・ノン・ポンジ・ゲーム条件
 ・マネタイゼーションした場合はどうなるか?
第4章 脱成長の不都合な真実
1.完全雇用が達成されればよいのか

 ・雇用保障プログラムとは何か?
 ・雇用保障プログラムの問題点
 ・本当に完全雇用を実現できるのか?
2.デフレマインドが日本を滅ぼす
 ・完全雇用で満足してはならない理由
 ・労働者と企業経営者のデフレマインド
 ・デフレマインドで科学技術も衰える
 ・出版不況の原因は何か?
 ・新国立競技場のザハ案が却下されたのはなぜか?
3.脱成長論とグリーン・マルクス主義
 ・脱成長論とは何か?
 ・グリーン・マルクス主義
 ・地球温暖化は本当に害悪か?
 ・グリーン・ケインズ主義
 ・経済成長と二酸化炭素排出のデカップリング
 ・すでに物欲は減退し始めている
 ・反緊縮主義とは何か?
4.なぜ経済成長が必要なのか
 ・経済成長と幸福の関係
 ・近代世界システムから考える
 ・日本の衰退と中国の勃興
 ・「日本人」と「香港人」の意外な共通点
 ・私たちはもっと豊かになっていい
おわりに

参考-4:井上智洋氏著等に関する投稿記事

ベーシック・インカムとは-3:AIによる脱労働社会論から学ぶベーシック・インカム (2020/6/16)
朴勝俊・山森亮・井上智洋氏提案の「99%のためのベーシックインカム構想」ー1(紹介編)(2021/4/8)
朴勝俊・山森亮・井上智洋氏提案の「99%のためのベーシックインカム構想」ー2(評価編)その意義と課題 (2021/4/9)
小野盛司氏の経済復活狙いのみのベーシックインカム案? (2021/2/25)
資本主義リアリズム、加速主義、閉塞状態にある資本主義の正し方:『資本主義から脱却せよ』から考える社会経済システム-1(2021/5/7)
知らなかった、民間銀行の濡れ手で粟の信用創造:『資本主義から脱却せよ』から考える社会経済システム-2(2021/5/9)
信用創造廃止と貨幣発行公有化で、資本主義と社会はどうなるのか:『資本主義から脱却せよ』から考える社会経済システム-3(2021/5/11)
資本主義脱却でも描けぬ理想社会:『資本主義から脱却せよ』から考える社会経済システム-4(2021/5/13)

参考-4:手元にある井上智洋氏著書

・『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』(2016/7/20刊・文藝新書)
『AI時代の新・ベーシックインカム論』 (2018/4/30・光文社新書)
・『毎年120万円を配れば日本が幸せになる』(2021/1/21刊・扶桑社、小野盛司氏共著)
・『資本主義から脱却せよ 貨幣を人びとの手に取り戻す』(2021/3/30刊・ 光文社新書、松尾匡・高橋真矢氏共著)
・『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』(2021/5/10刊・NHK出版新書)

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