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2020・21年考察

ベーシックインカム生活基礎年金案を再考察:第4ステップ2020年10月

昨年2020年4月に開設したWEBサイト https://2050society.com で検討考察を始め、12月には「ベーシック・ペンション」という名称を用いて、日本独自のベーシック・インカムの実現をめざそうと考えるに至るまでの経緯を、順にたどっています。

ベーシックインカムとの遭遇と初期考察:第1ステップ2020年4月~6月(2021/1/3)
コロナ下で進めたベーシックインカム、シアン検討:第2ステップ2020年6月~8月(2021/1/4)
ベーシックインカム法案作りにトライ:第3ステップ2020年9月(2021/1/5)

と続き、今回は第4回、第4ステップの振り返りと紹介です。

一応、9月にはベーシックインカム、生活基礎年金法私案の第一次案をまとめましたが、この制度を実際に提案する上で、さまざまなかつ多くの課題が存在します。
生活基礎年金法の条文だけではカバーできない細かい事項や、同法と関連する種々の制度・法律の改正内容・改正事項、導入に必要な手順や配慮等必要なことを確認・把握し、どうあるべきか、どうすべきか具体化しておく必要がありました。
それらの整理・再考察に、10月を充てました。
以下、どの課題を分類して振り返ります。


ベーシックインカム、生活基礎年金導入に必要な種々の検討・懸案事項

まず、その作業の必要性と、定義について以下で述べています。

1. 基本的人権基盤としてのベーシックインカム制導入再考察と制度法案創り(2020/10/1)
2. ベーシックインカムの定義再考察:JBIとは(Japanese Basic Income)
(2020/10/2)


ベーシックインカムの必要性や意義などについて再考察したのが以下。

10. ベーシックインカムの特徴と魅力、再確認・再考察(2020/10/13)
12. ベーシックインカムとコロナ禍の政府債務膨張、デジタル人民元実験との関係(2020/10/15)
13. コロナ禍がベーシックインカムの必要性・不可欠性を証明(山森亮教授小論より)(2020/10/16)
17. コロナ禍の政府債務膨張とIMF方針転換はベーシックインカムへの追い風(2020/10/28)

例えば、ベーシックインカム・生活基礎年金を具体的にどのように発行・支給するかについて考えたのが以下です。

5. BIは、日本国内のみ利用可、使途・期間限定日銀発行デジタル通貨(2020/10/6)
6. ベーシックインカム生活基礎年金月額15万円、児童基礎年金8万円案(2020/10/8)
 18. ベーシックインカム専用デジタル暗号通貨化可能性の有無、導入の可否(2020/10/29)

8月にも検討しましたが、社会保障制度・社会保険制度との関係についてのその補足を意図したのが以下です。

7. ベーシックインカム生活基礎年金15万円で社会保障制度改革・行政(2020/10/9)
11. ベーシックインカム導入で健康保険・介護保険統合、健保財政改善(2020/10/14)

どのようにベーシックインカムを導入するか、基本的な課題は、繰り返し検討を加えていく必要があります。
制定・導入上のネックになっている諸課題について再考察を加えたのが以下。

3. 財源問題、所得再分配論から脱却すべき日本型ベーシックインカム(2020/10/4)
4. 日本型ベーシックインカム実現をめざすカウンター・デモクラシー・ミーティングを開設!(2020/10/5)
8. ベーシックインカム生活基礎年金、段階的導入の理由と方法(2020/10/10)


そして、これがとても重要かつ困難なのですが、ある意味入り乱れている種々他のベーシックインカム論を確認・検討・評価しつつ、実現のために協調・共同、あるいは場合によっては共闘?すべきことを検討・考察・提起したのが以下です。

9. 実現シナリオ欠落の理想的ベーシックインカムの非社会性(2020/10/11)
14. ベーシックインカム中央銀行通貨発行論者SS氏との仮想対話(2020/10/17)
15. 日本型ベーシックインカム実現に思想家、哲学者、歴史家、学者は要らない。必要なのは(2020/10/19)
16. ベーシックサービス対ベーシックインカムの戦い?(2020/10/20)
19. ベーシックインカム財源論争、支給額論争の合意形成に向けて(2020/10/30)
20. ベーシックインカム、モラル論争にも終止符を打ち、安心希望社会の実現へ(2020/10/31)

以上のように、多面的かつ多様に必要と思われる事項と現実的な対応について考察を加え、再提案・再定義を継続したわけです。

以上のすべての記事を、投稿順に以下に一覧にしました。

【第4ステップ】:2020年10月:ベーシック・インカム(生活基礎年金制度)案再考察シリーズリスト

1. 基本的人権基盤としてのベーシックインカム制導入再考察と制度法案創り(2020/10/1)
2. ベーシックインカムの定義再考察:JBIとは(Japanese Basic Income)(2020/10/2)
3. 財源問題、所得再分配論から脱却すべき日本型ベーシックインカム(2020/10/4)
4. 日本型ベーシックインカム実現をめざすカウンター・デモクラシー・ミーティングを開設!(2020/10/5)
5. BIは、日本国内のみ利用可、使途・期間限定日銀発行デジタル通貨に(2020/10/6)
6. ベーシックインカム生活基礎年金月額15万円、児童基礎年金8万円(2020/10/8)
7. ベーシックインカム生活基礎年金15万円で社会保障制度改革・行政改革(2020/10/9)
8. ベーシックインカム生活基礎年金、段階的導入の理由と方法(2020/10/10)
9. 実現シナリオ欠落の理想的ベーシックインカムの非社会性(2020/10/11)
10. ベーシックインカムの特徴と魅力、再確認・再考察(2020/10/13)
11. ベーシックインカム導入で健康保険・介護保険統合、健保財政改善へ(2020/10/14)
12. ベーシックインカムとコロナ禍の政府債務膨張、デジタル人民元実験との関係(2020/10/15)
13. コロナ禍がベーシックインカムの必要性・不可欠性を証明(山森亮教授小論より)(2020/10/16)
14. ベーシックインカム中央銀行通貨発行論者SS氏との仮想対話(2020/10/17)
15. 日本型ベーシックインカム実現に思想家、哲学者、歴史家、学者は要らない。必要なのは(2020/10/19)
16. ベーシックサービス対ベーシックインカムの戦い?(2020/10/20)
17. コロナ禍の政府債務膨張とIMF方針転換はベーシックインカムへの追い風(2020/10/28)
18. ベーシックインカム専用デジタル暗号通貨化可能性の有無、導入の可否(2020/10/29)
19. ベーシックインカム財源論争、支給額論争の合意形成に向けて(2020/10/30)
20. ベーシックインカム、モラル論争にも終止符を打ち、安心希望社会の実現へ(2020/10/31)

ここまで来ましたが、やはり気になるのは、ベーシックインカム論を一つに集約することの困難さと、政治の場に持ち込まなければ、いくら議論を積み重ねても、それなりの法案ができても事は始まらないということです。
そのからみでの検討に11月を費やしてしまいました。
次回、第5ステップのテーマになります。



※初投稿記事はこちらで ⇒ Basic Pension ベーシック・ペンション、誕生のいきさつ(2021/1/1)
※前回に戻る ⇒ ベーシックインカム法案作りにトライ:第3ステップ2020年9月(2021/1/4)
※前々回に戻る ⇒ コロナ下で進めたベーシックインカム、シアン検討:第2ステップ2020年6月~8月(2021/1/4)
※前々々回に戻る ⇒ ベーシックインカムとの遭遇と初期考察:第1ステップ2020年4月~6月(2021/1/3)

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