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ベーシック・ペンション実現は10年がかりの夢、団塊の世代から次世代へのレガシーとして

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2021年3月11日に71歳を迎える、団塊の世代最後のぶら下がり人生

昨年立ち上げた当サイト https://2050society.com は、望ましい2050年の社会を創造するために必要なことを、現状を見ながら、種々考察・提案することを目的としたものです。

今年3月で71歳に至る、団塊の世代という括りのグループのギリギリ最後に繋がっている私。
2050年まで生きている可能性はゼロではありませんが、体力に自信がないので、ほとんどそれはムリでしょう。

しかし、生きてはいない30年後に、より良い社会であってほしいと思う気持ちは、今のように、仕事をやめて、自分で使える時間があればあるほど募ります。
むしろ、1日の時間は足りなくなる一方です。

その根底には、30年先を考えて行動しなければ社会は変わらない、という思いがあります。
私ひとり個人が、ではなくて、「政治が」です。
しかし、その「政治」を変えるために、私個人として何かできること、やるべきことがあるかもしれない。
それが、65歳以降の彷徨いの帰結としての、そして70歳を起点としての思いです。

70年の齢を重ねてきている、名も知られていない高齢の者ですが、それゆえに、今種々感じ、考えるところを活字で残し、可能な方法で、表わしていきたい。
その一念で、日々パソコンに向かっています。

日本独自のベーシックインカム、ベーシック・ペンションへの思い

ベーシックインカムに関心を持ち、このシステムが、2050年の日本社会に、文化として根付いていれば。
多分、それなりに今よりも良い社会になっているだろう。
いや、ベーシックインカムが、望ましい社会を創造する社会システムになるだろう。
そう考え、過去の歴史の中で種々語られ、活動目的ともなったベーシックインカムでなく、現在種々論じられているベーシックインカムでもない、日本の現状と地域的、精神的特徴に合ったベーシックインカムが必要。
そういう認識・前提から、日本独自のベーシックインカムとして、ベーシック・ペンション生活基礎年金に思い至り、その内容の具体化に着手した昨年。

そして今年元旦に、ベーシック・ペンション専門サイトhttp://basicpension.jp を開設・開始しました。


ベーシック・ペンション実現に10年を想定する4つの理由

しかし、ベーシック・ペンションが実現することは夢です。
夢に終わってしまう可能性が高い、非常に実現が困難な課題と初めから認識しています。
その認識・前提で、新しいWEBサイトを運営しています。

そして、当サイト https://2050society.com で取り上げるさまざまな課題の改善・解決・実現においても同様の認識・前提で考え、問題提起し、提案しています。

では、ここではなぜベーシック・ペンションの実現に10年は掛かると考えているか。

主に、以下の4つの、物凄く大きくて、重要な理由があります。


1.ベーシック・ペンション生活基礎年金は、専用デジタル通貨で支給するため、そのシステム開発、その運営管理基盤整備に、非常に時間がかかる。

2.従来の税金・保険料を財源とせず、日本銀行が政府の委託を受けて、財源不用のベーシック・ペンション専用通貨を発行・支給する、という方式・法律の理解と合意を得ることに、非常に多くの時間を要する。

3.そうしたベーシック・ペンション制導入を公約に掲げる政党・政治グループが形成され、国会議員選挙に多数の候補者を立て、当選者を輩出し、法案を成立させるまでに、相当の年数を要する。

4.加えて、ベーシック・ペンション導入に伴い行われる、日本の社会システム、社会経済システム改革、イノベーションを意味するさまざまな制度や行政システムの改革・移行にも、それを上回る相当の年数を必要とする。




だから夢と言うべきです。

10年かかっても、まったくその可能性も見ることができない。
当然そんな状態も想定内のことと考えてもいます。

しかし万に一つ合意形成され、それをめざす政治体制が整えば、その全体の構築、ある程度のレベルの完成には、30年は必要とするでしょう。

それぞれの理由、あるいはそれにこだわる理由など、今までも少しずつ折に触れて書いてきましたが、これから一層、力と思いを込めて、2つのWEBサイトとそれとつなぐSNS等で表現し、お伝えしていきたいと思っています。

因みに、2030年までかかる基盤創り、方針・方向性と法律案の合意形成、できれば法律成立が実現したとすると、次の10年、その次の10年は、それぞれどんな10年になるか。
見出し風に書いておきたいと思います。

2040年まで:ベーシック・ペンション利用社会が稼働し始め、機能化する社会への移行の10年

2050年まで:ベーシック・ペンション導入による社会変容とその成果・評価を確認でき、必要な修正や改善に取り組む10年

次回は、先述した4つの理由が必然的なものであることとその共通性について考えてみます。

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