日本初デジタル地域通貨「白虎」開発の藤井靖史会津大客員准教授にアプローチ(2020/12/18)
昨日2020年12月17日日経で
「デジタル通貨の可能性、政策効果「見える化」 内閣官房「オープンデータ伝道師」藤井氏に聞く」
という記事を見ました。
(リンクは、切れるかもしれません。)
会津大学産学イノベーションセンターの藤井靖史客員准教授への、インタビュー記事で、同氏は、内閣官房により「オープンデータ伝道師」に任命された人物ということです。
それよりも何よりも動かされたのが、同氏が、日本で初の次世代デジタル通貨「白虎」の開発に関わった人物であったこと。
この人に聴いてみよう!
そう反射的に思い、すぐにFacebookで検索しアカウントを確認。
すぐに、当サイトに投稿済みの記事
◆ ベーシック・ペンション宣言!-1:日本独自のベーシックインカム生活基礎年金導入を
を添付し、日経紙の記事を読んだ旨記して、友だちリクエストも添えてメッセージを送信。
すぐに、FB友承認頂くと共に、添付した記事資料へのお礼を添えた返信を頂きました。
そこで、技術的に可能かどうかなど評価・助言を頂ければ、とのお礼とお願いも図々しく返信。
果たして、ご意見を頂けるかどうか、祈るばかりです。
私の同記事の内容を、小見出しを拾って紹介すると以下のとおりです。
ベーシック・ペンション生活基礎年金とは
日本銀行発行のベーシック・ペンション生活基礎年金JBPデジタル通貨
ベーシック・ペンションの支給額及び支給方法
・生活基礎年金月額15万円、児童基礎年金月額8万円等
・個人番号(マイナンバー)と紐付けした日本銀行本人名義JBP専用口座に振り込み
ベーシック・ペンション、JBP通貨の利用方法
・基礎的生活費限定利用制のJBP
・JBP受け入れ事業所の登録制
・受け入れ事業所のJBP通貨処理
・JBPの使用・流通期間限定制:受給通貨の利用可能期間は4年間
・譲渡・贈与・相続・資産化禁止のJBP
ベーシック・ペンション、JBP通貨の管理システム
・年度別発行通貨管理システムと総合発行残高管理システム
・日本銀行によるJBP通貨の回収と消却
詳しくは、同記事で確認頂ければとお願いして、こうした内容が開発コストやサーバー等維持管理コストを別にして、技術的に可能かどうかの裏付けが欲しかったわけです。
Twitterで、ただ一般的に呼びかけはしましたが、現状何の反応もない状況なので、ここは、動くしかない!と。
デジタル地域通貨「白虎」、会津大学で実証実験へ
そして、日が改まり今日。
同記事とは別に、今年6月29日記事で
◆ 「次世代型デジタル通貨「白虎」、まず会津大で流通へ」
という記事が掲載されていたことも確認できました。
(参考):会津大ホームページより
◆ 日本初のデジタル地域通貨「Byacco/白虎」のオープニングセレモニーが行われました
デジタル地域通貨「白虎」の特徴とJBPとの比較
「Byacco/白虎」は、ブロックチェーン技術を使ったデジタル通貨で、同市に開発拠点を置き高い技術力をもち、カンボジア国立銀行(中央銀行)のデジタル通貨の開発を手掛ける、ベンチャー企業ソラミツが開発したもの。
既に今年7月1日から、福島県会津若松市にある会津大学の食堂と売店で流通実験が始まっていました。
段階的に大学外へ広げ、スマートシティー構想を進める会津若松市の官民が普及を支援する構想とあります。
その特徴は、概略以下のように整理できました。
1)ブロックチェーン(分散型台帳)技術を使ったデジタル通貨
2)地域(限定)通貨
3)客から受け取った店がそのまま仕入れなど別の用途に使用する「転々流通」が可能
4)利用者はスマートフォンなどに入れた専用のアプリで管理
5)データ分析を地域経済活動に活用
いずれも、私が
◆ ベーシック・ペンション宣言!-1:日本独自のベーシックインカム生活基礎年金導入を
で記述した、ベーシック・ペンションBPと共通・類似した考え方であることを確認できます。
地域通貨は、BPが日本という一つのローカルな国の地域通貨であることと同じです。
「転々流通」は、BPでは、「二次事業者」への利用・受け入れとしています。
データ活用についても、日銀が、年次ごとにBPの発行・利用・残高などのデータを公表することで、有効利用が可能になります。
残る課題には、BPが通常の通貨と同価値であることが絶対条件ですが、例えば、暗号通貨のテザー(USDT)は、法定通貨である米ドルと同価値を保証されたステーブルコインであるように、JBPには何の不安もありません。
また、白虎のシステムでは関係ありませんが、BPでは日銀が回収したJBPデジタル通貨は、バーン(消却)し、その分は、新たなJBP通貨の発行に循環するシステムを取るのが特徴です。
このシステムについて、最も藤井靖史氏に意見を伺いたいところです。
専用デジタル通貨生活基礎年金ベーシック・ペンションJBPの技術的裏付けが可能になるか
日本独自のベーシック・ペンションJBPデジタル通貨を提案してきましたが、最大の課題が、財源問題とこのデジタル通貨化の2つと認識してきました。
後者については、これまで、以下の記事で、その不安と提案しつつも自信がない気持ちについて述べてきました。
◆ ベーシックインカム専用デジタル暗号通貨化可能性の有無、導入の可否(2020/10/29)
◆ 日本型ベーシックインカム、日銀BI特定デジタル通貨化の課題(2020/11/6)
果たして、藤井靖史氏から何かしらのご意見を得られるかどうか、もし得られた場合どんな内容で頂けるか。
ワクワクとハラハラ、双方の気持ちで待ちたいと思います。
万一困難であっても、白虎の実証実験が、この先に光を当ててくれると信じており、BP実現への気持ちは、今回の記事で、より高まっているのであります。
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本稿は、WEBサイト https://2050society.com 2020年12月18日投稿記事 2050society.com/?p=1879 を転載したものです。
当ベーシックインカム、ベーシック・ペンション専用サイト http://basicpension.jp は2021年1月1日に開設しました。
しかし、2020年から上記WEBサイトで、ベーシックインカムに関する考察と記事投稿を行っていました。
そこで、同年中のベーシックインカム及び同年12月から用い始めたベーシック・ペンションに関するすべての記事を、当サイトに、実際の投稿日扱いで、2023年3月から転載作業を開始。
数日間かけて、不要部分の削除を含め一部修正を加えて、転載と公開を行うこととしました。
なお、現記事中には相当数の画像を挿入していますが、当転載記事では、必要な資料画像のみそのまま活用し、他は削除しています。
原記事は、上記リンクから確認頂けます。
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